焼うどん

毎日のように新しい料理を模索し実現し提供しお金を頂く事を生業としている料理人は、普段どんな物を食べているのか?を赤裸々に綴ったゴハンドキュメンタリー

家食活動の調子はいかがですか?
お客様からは「毎日三食作るのは大変面倒です。よくこんな事できますね。もう無理です。」とのお声をよく聞きます。
確かに料理って面倒くさい、と思う方もいるとは思います。
献立考えて、買い物行って、下拵えから調理まで。後片付けだってやんなきゃいけない、、、。
僕の場合、たまたま食べる事と料理が好きで、苦もなく長くやってるだけで、違うジャンルで好きでも無い事を毎日やらないと生きていけないとか、家族に怒られる或いは申し訳ない、って状態に陥ったらきっと同じ様に思うでしょう。
ただ、家の料理ってのはこんな事が無くてもほぼ毎日の事。て事は、息をするように自然体で取り組めばいいんです。
特に料理苦手宣言を出す人は考えすぎる人が多い。
苦手なだけに特に真面目な人は調理器具を揃え皿まで揃えレシピを検索しその通りの食材を買いレシピの数値に目を泳がせながらも完璧を目指してしまう。
で、結局自分の高く設定した完璧なものを作れるはずもなく、そんな自分に嫌気がさし疲れ果て、敗北宣言を高らかに出す。
以前僕が料理教室をやった時に一番強く伝えたかったのは「家料理を何となく美味しく仕上げるのは、適当を繰り返し感覚を身に付ける事が一番の近道」。という事。
味に限って言えば、感覚でやって失敗しても途中味見すれば食卓には間に合う。間に合わなかったとしても、薄めにやっとけば醤油でも垂らしておけばどうにかなる。どうにかなるって事は成立してるんですよ、家飯として。
是非この機会に感覚を磨いてください。意識して一年間それを続けたら、息するように楽に家飯が出来上がるはずです。

さて前置きが長くなりましたが「料理人の夜ゴハン」。
いつも言っていますが、仕事終わってからの深夜飯なので「いかに時間をかけないで自己満足できるか?」な料理ばかりです。
今回は「焼きうどん」。
写真を見れば一目瞭然、具は前回の牛丼の具の残り(笑)。
ゴハンにかけるのも飽きたし、うどんが余っていたものでこうなりました。
牛丼の具は家飯的には完璧なんでフライパンでウドンと合わせるだけでもよかったんですが、芸がないので牡蠣油少々。
僕はフライ物以外に使う、いわゆる市販のソースが嫌いなので、焼きうどん、焼そばには醤油&牡蠣油を使います。
ちなみにソースありきのお好み焼きを食べるのは5年に一回くらい(笑)。
ビールのつまみくらいならまだいいんですが。
それはそうと、焼うどん、焼そばにはライスと目玉焼きはマスト。
これ無しなら食べなくていい。
この濃厚な肉汁醤油と牡蠣油を吸い込んだうどんはライス無しでは物足りない。目玉焼きの白身は口直しに、半熟の黄身は味変用に。
あとは寝るだけですが、いいんです、美味しく一日を終えれるなら、それでいいのだ、なんです。
それではまた。